こんにちは、ピナコです。
今日は顎の下や首、リンパにしこりができた時の経験談をお話しします。
結果、私は悪性ではなく、完治したので良かったパターンでしたが、悪性じゃなかった割にはしこりができてから約2.5ヶ月治らず不安な日々を送っておりました。
当時不安ですごく色々調べたのですが、ネットでは怖いことばかり書いてあって現実味があるのかないのかわからなかったので、同じような症状の方にちょっとでも参考になればと思います。
※症状は人により異なります。あくまで私の経験した症状に対する内容です。
こんな人におすすめ
- 突然顎の下、リンパ、首にしこりを感じる
- しこりを押すと痛い
- 全然治る気配がない
突然顎の下にできたしこりが・・
ある日、なんとなく顎の下に「アザを押すような痛み」を感じるようになりました。最初は「ぶつけたんだろう」ぐらいにしか思っていなくて特に気にしませんでした。
しかし数日後、夜寝るときにやはり痛い、と思ってよく触ってみたら顎の下にしこりがありました。ちょうど、左顎の下で、顎の中央から耳までの中間あたりに位置する部分です。
そら豆サイズぐらいのしこりができていたんです。
当初の私のしこりの特徴はこちら。
- 顎の下にそら豆サイズぐらいのしこり
- 押すと痛い
- 顎を引くと異物感を感じる
- 食事は(顎を動かすため)咀嚼が困難だが、患部がしみる、とかはない
- 発熱なし
- 外見的に見ると腫れているのがわかるレベル(左右で違う)
私はすぐに耳鼻科へ。
そこで言われたのが「顎下腺(がっかせん)が腫れている」という診断でした。
顎下腺は唾液を作るところで、口内の唾液腺からバイキンが逆流して顎下腺が腫れたのではないかという医師の考察。
抗生剤を出されて1週間飲みました。
セカンドオピニオン&効かない抗生剤
最初に出された抗生剤を飲み切ったところ、若干小さくなったものの完治せず、また同じ病院へ。別の抗生剤を出され、また1週間飲むも治らず、セカンドオピニオンに行きました。
2つめの耳鼻科でも診断は同じ。「顎下腺の腫れ」でした。
しかし1つめと2つめの抗生剤が全く効いていないということで別の種類の抗生剤を出されます。
3つめの抗生剤も効かず、「CT」を撮ることになりました。
CTの検査と結果
なぜCTを撮ったのかというと、「石」が入っていないか見るためです。
たまに顎下腺に石ができることがあるらしく、そうすると痛くて腫れるので、その疑いを晴らすために撮りました。
石はある程度触診でもわかるので、もちろん見てもらっていて石はなさそうという話ではあったのですが、あまりにも治らないのでCTを撮る、という感じです。
結果、石はなかったのですが顎下腺の腫れの他に、リンパの腫れもあることがわかりました。
リンパの腫れ
顎下腺が炎症を起こすと、その炎症がリンパに移ることはあるそうです。ただ移っただけなら極論放置していれば治るということでしたが、ずっと治らない場合はリンパの病気の可能性があるとのことでした。
リンパの病気(特に悪性)の場合の特徴は以下のように教えてもらいました。
- 顎だけでなく首や胸のリンパ、鼠蹊部のリンパなどに移っていく傾向がある
- 悪性の場合、勝手に小さくなることはな(悪性リンパ腫など)
- 悪性の場合、痛みがない(結構重要ポイント)
- 悪性リンパ腫ではないリンパの病気の場合、熱が出ることもある
- 病名を突き止めるには、リンパの組織を採って大掛かりな検査をしないといけない
悪性かどうかも、正確には組織採取の検査しないとわかりませんが、その時は他の部位への移動が見られないこと、発熱がないこと、痛みがあることで悪性の可能性が低いためしばらく様子見、となりました。
しかしなんとその一週間後、首筋のリンパに移っていることがわかりました。
顎下腺、顎のリンパ、首と3箇所も腫れているんです!!もう気が気じゃない。
ただ重要なのは、首の方も「押すと痛い」という症状があったので、痛いということは悪性ではあまり考えられないと、また別の抗生剤を出されました。
もうこれで抗生剤も4つめ。あまり飲み続けるのもよくないので、これで治らなかったら検査しましょう、ということでした。
さらに、悪性ではないか少しでも判断するために血液検査も行いました。
血液検査の結果
血液検査の結果は、やはり炎症の数値だと言われました。
悪性だと全然違う結果になるらしいので、悪性リンパ腫の可能性は低いとのこと。
血液検査でも、悪性かどうかの簡易的初期判断?はできる感じなので、もしおなじような方がいたら、早い段階で血液検査した方が良いと思います。
そして、結果を聞く頃には若干、サイズが小さくなっていたこともあって、
悪性だったら勝手に小さくはならないということもあるので、一旦様子見。
私が出されていた抗生剤はどれも細菌性の薬でしたが、これだけ効かないならウイルス性かも、と医者が言っており、そうするとステロイド系の薬になるそうです。
ただ、ステロイド系はかなり強いため、軽々しく出すようなものでもないらしく、
あまりに治らなかったら最後の手段、と言われました。
ステロイドは飲みたくなかったので、様子見にし、
私は別の可能性としてあり得る、「口腔内の異常から来るもの」を疑って「歯医者」に行きました。
歯医者でもセカンドオピニオン
かかりつけの歯医者にこれまでの経緯を全て説明し、CT画像や血液検査の結果を見せました。
歯科医、口腔科医の先生に見てもらい、触診&レントゲンを撮りました。
やはり、石がないか確認されたのと、口腔内の異常は考えにくいという見解でした。
そこで、歯医者曰く、
抗生剤飲むのやめな、
と言われました。
(多分飲むのやめたら治るよ、放置で治るよこれは)
と。
本当に!?
とおもいつつも、もう抗生剤漬けになっているのも嫌で、思い切って耳鼻科から出された抗生剤を飲むのをやめました。
その1週間後、顎下腺の腫れが急にすーーーーっと引いてきて、
リンパの腫れだけになりました。
そのまま放置すること数日、悪化は感じず、リンパの移動もなく、
徐々に徐々に小さくなっていって、ほとんど気にならなくなりました。
念のため耳鼻科にいったところ、顎下腺はほぼ治り、リンパも小さくなっていることからこのまま放置で良いと言われました。
悪性だったら勝手には治らないので、あとは放置していれば良いですよ、とのこと。
発症してから約2.5ヶ月。ようやく治りました。。。
原因は?
結局治ってよかったですが、原因はなんだったのか?
良性だったのに、ここまで引きずった理由までは難しいみたいです。
ただ、炎症から始まったものがリンパに移って、抗生剤が効かない菌だったのだろう、ということでした。
普通は、1・2種類抗生剤を試せば治ることが多いようですが、
たまにどれも効かないみたいなこともあるみたいです。
まとめ
顎にできたしこりが治るまで2.5ヶ月かかりましたが、結局良性でした。
ただ同じような症状で悩んでいる人のために、重要ポイントをまとめておきます。
顎にシコリができてしばらく治らない場合
- 耳鼻科にいく
- 2回抗生剤飲んで治らなかったら血液検査&CTを検討する
- 歯医者でも見解を聞く
- 患部に痛みがあるか確認。(あったら悪性の可能性は低い)
- リンパの腫れの移動はあるか。痛みがあるかの確認。(移動するのはよくないが、痛みがあれば悪性の可能性は低い)
- 発熱があったらすぐ医者へ
痛みがあって、大きくなったり小さくなったりしていて、血液検査の数値もよく、石もなければ抗生剤が効かずとも私のように放置で治る可能性もあります。
あくまで私の経験談なので、全ての症状にあてはまるわけではありませんが、
いまではもうすっかり完治して腫れていた痕跡は全くなくなっています。
少しでも参考になれば幸いです。
ではまた!!
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